【展覧会】「岐阜おおがきビエンナーレ」開催中
岐阜県大垣のIAMASが主催する,第二回目となる岐阜おおがきビエンナーレが10月15日まで開催中です.アジア諸国からの多くの参加者に加え,IAMAS生による作品展示やパフォーマンス、ワークショップ、シンポジウム、アーティストトークなども開催されます.
概要
第二回目となる今回は、メディアアートのキュレータ、批評家として国際的に活躍するグナラン・ナダラヤンと情報科学芸術大学院大学でメディア美学の教鞭をとる吉岡洋の二人がディレクションを行います。「じゃんけん」という遊びを非西欧的で柔軟な神話的発想としてとらえなおし、ビエンナーレの全体テーマとして掲げます。
このビエンナーレの特徴は2つあります。ひとつは、近年、急速な勢いで伸び、世界から注目を集め始めたシンガポール、タイ、フィリピン、インドネシア、インド、中国、韓国など、アジアのメディアアーティストにスポットをあてる、日本では初めての展覧会となること。そして、これらの展示を岐阜県大垣市の街のなかに点在するさまざまな場所を使って展開していくことです。
また、日本やその他の国のアーティスト、IAMAS(情報科学芸術大学院大学、岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー)の学生、卒業生による作品展示やパフォーマンス、ワークショップ、シンポジウム、アーティストトークなども開催します。
開催日
2006年10月6日(金)〜15日(日)
主催
IAMAS、岐阜県、大垣市、財団法人自治総合センター
入場料
無料
テーマ
じゃんけん:運の力
「じゃんけん」は何かを決めるのに困ったときに行う遊びです。語源とされている仏教用語「料簡法意(りゃんけんほうい)」が示すように、それは人間の合理的思慮(料簡)では解決できない課題に対して、宇宙的な意思(法意)を介入させる行為です。「じゃんけん」は「グー」「チョキ」「パー」という三つの要素からなる「三すくみ」という構造を持っています。強い者に一人勝ちを許してしまう現代のグローバル経済とは異なり、「じゃんけん」には最終的な勝者はおらず、勝ち負けは世界を循環してゆくものだという世界観に基づいています。
「予定」や「計画」に対して、そこに介入する「偶然」「運」という要素。科学や芸術、そして私たちの人生における、思いがけない展開と発見(セレンディピティ)。「おおがきビエンナーレ2006」では、そうした「運」の力が端的に現れる身近な遊びとしての「じゃんけん」をとりあげ、そこに働いている三項性(グー、チョキ、パー)が、コイン投げ(表/裏)のような二項性と異なり、世界の流動的・循環的構造を神話的に象徴していることに注目します。そして我々が身近に接する自然環境や経済社会などのあらゆる領域において循環構造が、普遍的な課題であることを意識しあおうというものです。
後援
外務省、総務省、経済産業省、独立行政法人国際交流基金、岐阜県教育委員会、大垣市教育委員会、財団法人岐阜県国際交流センター、財団法人大垣国際交流協会、大垣市観光協会
協力
株式会社アートイット、株式会社大垣共立銀行、岐阜県立大垣商業高等学校、大垣商工会議所、大垣市商店街振興組合連合会、財団法人大垣市文化事業団、特定非営利活動法人大垣まちづくり市民活動支援会議、十万石まつり実行委員会、株式会社十六銀行、岐阜県立森林文化アカデミー、スイトタクシー株式会社、西濃水産漁業協同組合、財団法人ソフトピアジャパン、株式会社田中屋せんべい総本家、中京大学情報理工学部情報メディア工学科、特定非営利活動法人デジタル・アーカイブ・アライアンス(DAJA)、特定非営利活動法人まち創り


